Our works

私たちの仕事

森林が国土の6割を超える、日本。私たちが住む宮崎県では、杉の生産量全国トップを誇っています。戦後の木材需要が高まったことをきっかけに、当社は昭和26年に創業。以来、国有林の「間伐」の仕事を中心に、民有林の立木の買取、伐採搬出も行っています。切りっぱなしにはせず、苗木を植えて新たな森を育てていく。これが、当社の掲げる循環型林業の形です。森という大事な公共財産を次世代やそのずっと先まで守り残していくという役目も担っています。

苗木を植えてから資材として
利用できるまでに、約50~60年。
循環型林業のサイクルは、
半世紀という長い歳月が必要です。

植え付け

伐採跡地を整理して、1本1本手作業で杉の苗木を植えていきます。毎年1月から3月にかけて行う作業です。ここから新たな森づくりがスタートします。

下刈り

苗木は5、6年ほどで大人の背丈まで成長。苗木の周囲に生えた草は苗木以上に成長するため、放って置くと生育が妨げられます。そのため植え付け後は、数年間に渡って毎年夏場に雑草の刈り払いをします。

除伐

下刈りから10年ほど経った頃に行うのが、除伐という作業です。育成中の木の周りに育つ樹種(広葉樹や潅木など)やツルを取り除くものです。

間伐

木は成長するにつれて次第に過密状態になります。主伐までに立ち木の密度を調整するのが間伐で、造林過程の中で最も大事な作業です。間伐を行うことで林内に十分な日光を入れ、形質の良い木の成長を促進。苗木を植えてから約30年~40年後に行う作業です。

皆伐(主伐)

建築材などの資材として利用できるようになった立ち木を伐り、専用の重機を使って一定の長さに玉切りした後、山から運び出します。樹木が資材として使える大きさになるまでには、植え付けから50~60年の年月がかかります。